COP21報告会~COP21の成果と課題~ 1/23(土)<終了>
2016年01月25日
COP21報告会~COP21の成果と課題~
日時 1月23日(土)13時30分―16時30分
場所 マイドームおおさか 第3会議室
内容 ①COP21で何が決まったのか
高村ゆかりさん(名古屋大学・院教)
②COP21でのNGOの主張と活動
平田仁子さん(CAN-Japan代表)
<ごあいさつ> 年頭の言葉
2016年01月04日
明けましておめでとうございます。
穏やかな日和の元旦を迎えました。
昨年12月には、気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が、1月前に同時無差別テロで多くの犠牲者を出したパリで開催されました。世界中の国と地域190以上が参加し、「今までの先進国」「新たな先進国」と多くの「開発途上国」の怨念を越えて、包括的で持続的な仕組みが合意されました。
2030年目標値を2℃-1.5℃にむけて、開発レベルでの各国の目標値がだされ、日本は26%削減(2013年比)となりました。
開発途上国では、自国民には利益を生み出されない乱開発による砂漠化、森林の伐採による大洪水など災害が多発し、あきらかに温暖化の加速による人為的なものであることが明らかになりました。
その原因をつくってきた先進国が開発途上国への「償い」として具体的な支援策を打ち出す。さらに世界の大富豪による支援策、ビルゲイツ氏らが再生エネルギー技術の支援。世界の自治体首長1000人が再生エネルギー100%への道を示すなど具体案が出され合意されました。
温暖化による災害は、国境に関係なく広範囲に襲ってくる。大地は荒廃し、そして人の心は荒んでいく。テロの担い手は、何も生産されなくなった荒廃した地に入り込んでいく。その標的は、資源を買い漁っている国にむけられる。
2015年は、新安保法案の成立、沖縄での県民の意思を無視した辺野古新基地建設の強行や大阪ではW選挙の結果など、民主主義ってなんだろうと暗澹とした、忸怩たるすっきりしない年の暮れだった。 が、元旦の新聞記事(朝日新聞)を読み一縷の希望がさした。「オバマが歌ったゆるす心」という見出しで、ワシントンにほど近いチャールストンの教会での黒人射殺事件追悼式。大統領はスピーチの途中、長い沈黙のあと突然アメージング・グレースを歌った。この地は奴隷売買の拠点として栄えた町。この歌は、奴隷制に手を染めた償いとして牧師になった人の作。「何か被害を受けたとき、許せなければ、いつまでも憎しみに心を支配される。許すことは、自らを解放すること」と。そして1日の大統領演説では、銃の犠牲者をなくしていくための規制強化として大統領令を出す決意であると。
今起こっているテロをなくすには武力では到底なくならない。武力行使による双方の犠牲は、憎しみの連鎖として、政治的に利用され増幅していく。
そして人為的な最大の環境破壊であるのが戦争であることを。地球は今世紀に生きる所有物でないことを、肝に銘じなめればならない。世界の国の地域のリーダーとされる人たちよ、そして私たち一人ひとりが、他者への思いを馳せる心を醸成し、この地球が今世紀の人だけのもではないことを肝に銘じなければいけない。
淀川さんぽ~2~海老江干潟
2015年12月27日
<淀川さんぽ 2 海老江干潟> 2015.11.26 AM 小雨
大阪のターミナル梅田から、阪神電車に乗り3駅、わずか5分で淀川駅に。
200メートル歩くと淀川左岸の堤防に行き着く。
海老江干潟は、淀川河口部から約5キロメートル上流に逆上った、潮の満ち干の汽水域である。河川敷を水際に近づくと石積み護岸から砂礫地へと移行していく。
岸辺から10メートル位のところに、中洲が再生されているのが見える。潮が満ちてくると水中に沈む。
岸辺一体は、ヨシ、オギ、セイタカヨシの群落が広がっている。
淀川で、野鳥が多く見られる季節は、秋から春先にかけて、水鳥以外の小鳥(ツグミ、ジョウビタキ、アオジ)(冬鳥)なども北の地方から越冬するために渡ってくる。
冬こそバードウォッチングと言われる所以である。カモの仲間のカルガモ(留鳥)ホシハジロ(冬鳥)、マガモ(冬鳥)、キンクロハジロ(冬鳥)、オナガガモ(冬鳥)、など約80羽が水面に浮かんでいた。
また、クイナの仲間のオオバン(留鳥)がヨシの周辺を回遊しているのが見られた。
ウの仲間のカワウ(留鳥)が、中洲で両翼を開いて乾燥させていたり、カモメの仲間のセグロカモメ、ウミネコ、ユリカモメ(冬鳥)が淀川上空を飛び交っていたりする。
この日、シギ・チドリの仲間は、イソシギ(留鳥)一種のみ、他のシギ・チドリがこの海老江干潟に立ち寄っていくのは、春に北上するときと、秋に南下するときである。
ホオジロの仲間のオオジュリン(冬鳥)は、大陸からの渡り鳥で、ヨシ帯に見え隠れしながら捕食する昆虫を探していた。
ここ海老江干潟は、多様な野鳥の、様々な行動が観察できる場所、人と野鳥とがふれあう生物多様性の自然環境が目の前に広がっている。
この景観は、まさしく、「びっくりポン」である。
多くの人たちは、伝えられなければ知るよしもない。
野鳥をはじめ生き物にとって、淀川の水・土・植物はオアシスであり、人にとっても淀川の水は、生活用水、農業用水、工業用水など様々な水利用で恩恵を受けている。
また、人は、自然や生き物にふれあい癒される。
高橋 理喜男氏(大阪府立大学名誉教授 造園学)によると、水や土、緑・森林の効用は、人間生活の福祉と健康とに効果のあるものであって、他の何物によっても代替しえないものとしている。
海老江干潟の自然のワンダーランドを一度訪れてみてはいかが!!
[ 理事 清水 俊雄 ]
淀川さんぽ~1~facebookにて動画公開
2015年10月16日
10月のよく晴れた日、淀川の河川敷を歩いてみました。
鳥や虫や魚の姿・鳴き声と、対岸梅田のビル群の動画をぜひフェイスブックからご覧ください。
夏の電力需要の結果からみる原発再稼働の不必要性
2015年09月24日
「原発再稼働の必要なし!! 真夏でも電力が余っている!?」
関電の、5月における、2015年電力需要予測のピーク需要は2791万kW、原発の再稼働がない場合自社では供給力が足りず、他社融通613万kWを受けて計2875万kWの供給力を確保するとしていました。
ところが、実際今夏のピーク需要は、8月4日午後4時15分に記録した2575万kWが最大値。
関電エリア2791万kWでも余裕の状態でした。
さらに大阪では、7月31日から8月10日まで連続して最高気温が35度を上回る猛暑日が続いている中で、予測を200万キロワット、原発2基分も下回っていました。
~減り続ける需要
1.東日本大震災を受けて節電が定着。
2.二度の電気料金値上げで企業が節電努力。
3.この夏のピーク需要を記録したのが、午後2時ではなく午後4時過ぎというのも、太陽光発電の普及やピークシフトの努力の結果。
4.関電からの顧客離れ。販売電力量の約6割にあたる特別高圧・高圧の契約では、電力会社を選ぶことができ、関電との契約を打ち切った自治体や企業の数は昨年度5375件にのぼり、2013年度2987件2012年度61件から急増中。
さらに来年は、低圧契約や一般家庭の契約「電灯」も自由化されます。環境にもお財布にも優しい電療の選び方について、検討しましょう。
OPEN会員 末田一秀さんより
詳しくは http://homepage3.nifty.com/ksueda/kusanone1508.html