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エコもんツアー

<報告>産業廃棄物の処理工場の見学会 9/26

2015年10月19日

第1回ECOもんツアー 9月26日(土)大阪グリーンコンシューマ企画
㈱ダイカン 鶴見区本社工場&堺工場 
参加者14名

 産廃処理の現場は、街の焼却工場とは違った商品製造業など産業界の廃棄物を、厳しい基準に基づき安全に処理することを生業としており、事故ゼロ、有害物質の徹底除去が会社の第一方針である。そのために従業員への徹底した研修と仕事に向き合う姿勢などが、顧客サービスは言うまでもなく、見学者への接客は、どの部署の方もソフトで笑顔で対応していただいたのには感心しました。 また、24時間体制の現場、近隣の自治会からむしろ感謝状がおくられるほどの社会貢献度の高さは、廃棄物処理の仕事への社会的意義を従業員の一人一人が誇りを持って仕事をする姿勢に表れています。

<本社工場>
廃棄物の中で一番取扱いがむずかしい可燃性ガスを含むスプレー缶の廃棄物処理が、長年の研究で処理が可能に。
気圧を調整しながらする窒素パージ方式でガスはすべて焼却炉に引き込み焼却し大気放出はなしとのこと。
乾電池や使い捨てライターも手で投入するなど、目視確認し安全対策。

焼却には、重油は一切使わず、自家燃料、つまり廃棄物のカロリーを利用して燃焼するとのこと。
廃棄物のモノをブレンドしながら高エネルギーを作り出している。ガラス張りの展望見学所からは、器用にショベルカーが人間の手のように、混ぜていく職人技に拍手!

<堺工場>
産業廃棄物焼却の高カロリーのエネルギーを利用した発電所を併設し、3,300kw/hを24時間発電し電力会社に売電している。

 

産業廃棄物に運ばれた中から資源回収できるものは1割に満たないが、手分別による資源化を進めている。あとは、焼却灰としてフェニックスの埋め立てにいく。埋立地を長く持たせるためには、焼却灰を少なくする=カサを小さくするための高温による焼却が必要であることなど、日々努力されています。

(山口百合子)