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エコもんツアー

<報告>4/29 マコモダケの水耕・株分け作業と見学会

2017年05月09日

ECOもんツアー② 里山農空間・生物多様性保全 マコモダケの水耕・株分け作業と見学会

429日ゴールデンウイーク初日に渋滞に合うこともなく、余野町のコンビニ駐車場で合流。参加者は、マコモダケを我が水田に栽培する本格派チーム(大阪自然保全協会の農力隊)と、どんな食物なのかまず見学からというECOもんツアーチーム(大阪府民環境会議:摂津まるごと大学)10名、そして地元の農家の方など合計28名でチャレンジです。

豊能町のマコモダケ水耕栽培をしている中嶋さんの田んぼで、株の掘り起こし作業をします。

スッと葉っぱを空に伸ばして若葉色をしているマコモダケを、水田の泥に足を取られながらもスコップで掘り起こす。小学生が2人いるファミリーもチャレンジ。田んぼで、絶滅危惧種のトノサマカエルの子ども、アマガエルなどを見つけるなど、水田の生き物も観察できました。

次は、採取した約80株を能勢町のありがとう農園の水田での植え付け作業をすることになりました。隣町といえどもスピンカーブが続く峠越え、山は萌黄色に山桜などが色を添え、都会にはないナチュラルで優しい色彩が私たちを包んでくれていました。

この日、午後からの急激な雷雲予測が的中し、ありがとう農園での株植えは、雷鳴と突風のため、作業を切り上げて各自帰路につきました。

水田を残すことは、生物多様性保全につながることを実感し、秋の収穫時にはまた参加したいねと話しました。急な解散で、指導いただいた中崎さん、キノコたっぷりの味噌汁とぜんざいを用意していただいたありがとう農園の皆さん、お礼をまともに言えずごめんなさい。ありがとうございました。

 

豊能町の水田で、マコモダケの株分け採取の方法を中嶋義己さんから受けました。
マコモは、空にスッと伸びるす透き通った葉、ほかのと間違わないでねと説明がありました。

 

 

 

 

 

摂津市から参加のファミリー4人が、初チャレンジ。水田の泥に足を取られながらも、沢山の株を掘り起こしました。

 

 

 

 

 

 

ほら、これがマコモの株、泥と水分をたっぷり含んで、相当重いよ!

 

 

 

 

 

 

マコモの株は地下茎でどんどん増えていく、イネ科だけれど竹の性質をもあるのか。
和名は マコモ(真菰)、ハナガツミ(花勝美)。

 

 

 

 

 

  

  注;マコモダケとは、イネ科マコモにできる肥茎。水の浄化作用があり、手間がかからない。かつ食材として抗酸化作用、解毒作用があり食材として注目度が高くなっている。     

                                     (山口百合子)