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<報告> 4/14 ECOもんツアー 「淀川をのぼるアユの見学会」

2017年04月16日

2017年度 第1OPEN ECOもんツアー

 今年も淀川にアユが元気に大堰を跳ねてのぼりました。

 

 桜の花びらが舞う414日の午前中、アユの生態に合わせて観察会を行いました。

参加者9名、一度は見てみたい大河をのぼるアユの稚魚の雄姿。そして上流の桂川、宇治川などにのぼるまでいくつかの堰をどう上っていくのか、なぞおおき生態系のお話とガイドは、桂川流域ネットワークの柳沼宣裕さんにしていただきました。桂川で一か所登れない魚道があり、人海戦術で上げていること、魚道の改修の交渉、河川をきれいにする活動など、京都の漁協組合や地域の人たちへの話し合いなどで、活動が毎年定例化して行ってるとの報告がありました。












 

 天気も良いけれど、川面の風は冷たく、水温も低いのかなかなかアユを目視できなかったが、昼前になると、群れを成したアユが次々と魚道をのぼる姿に息をのみました。8センチから10センチぐらいか、細いのや肉付きのいいのやら目視できました。魚道をのぼるアユなどを捕食するため「カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、サギ、アオサギ」などの野鳥が待ち構えていました。




































 

 河川を汚さないごみを捨てない気持ちは、河川を日常的に見る機会がいること。一級河川では護岸が高いため、非日常化しており、いかに地域愛と河川愛を人々の心からにじみ出る仕組みがいると、淀川下流域での活動がいることなどのお話をいただきました。

 桂川での活動、そしてな夏には、嵐山ではアユ漁の解禁、そしてアユ料理と季節ごとの楽しみを、自分の手で体感していきたいものです。

 アユの遡上数は、国交省淀川河川事務所のホームページで確認できます。昨年は310日~513日まで右岸左岸の合計で、314,514匹。日によって違いますが、淀川大堰の魚道さんぽをどうでしょうか。渡り鳥など24種の鳥が観察され、鳥たちのさえずりもいいものでした。












 

 

魚道の白い丸い棒が観察ポイント。上にはセンサーが4基ほど設置されカウントされる。





遡上するアユの数値報告は、国交省淀川河川事務所のHPで公開予定。(4/15現在は未)



<観察した鳥類>
ヒドリガモ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、オオバン、ケリ、オオタカ、チョウゲンボウ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ハッカチョウ(30±)合計24種

4/29 ECOもんツアー 里山農空間・水田生物多様性保全「マコモダケ水耕 株分け活動」

2017年04月10日

4月29日 ECOもんツアー 2017 ①

「マコモダケ水耕 株分け活動」

内容など詳しくはこちら⇒ 農保全マコモ活動チラシ1703

3/17淀川さんぽ~5~ 城北ワンド

2017年03月31日

 

よく晴れた早春の午前、私たちは大阪市営地下鉄谷町線太子橋駅(守口の手前)から城北ワンドと呼ばれている淀川の堤防に向かって歩いた。

 












 

淀川の土手でヨモギを摘んでいる女性に出会う。

タンポポ、ツクシ、ハコベ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリなどの春の草花が咲きだしていた。

 


























堤防の上から眺めると河川敷はブランケット工法(堤防の崩壊を防ぐため、グラウンドや公園などに利用)が目に入る。














一方、この河川工法は、河岸のエコトーン(沿岸帯)の自然環境(植物群落や水辺などの生き物)に影響を与えているのも事実である。河川敷のワンド・タマリ(本流に繋がっている湾や池)に向かって歩くと野鳥の生息域になっている。

























<城北ワンドで記録した野鳥>

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、カワウ、バン、オオバン、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、ムクドリ、ジョウビタキ、ツグミ、ハクセキレイ、アオジ、スズメ。







 






<城北ワンドに生息していたイタセンパラ>

イタセンパラは、タナゴ属の淡水魚で天然記念物及び環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠA類(CR)。淀川で生息数が多かったのは、1984年(S59年)、そして、城北ワンド群からイタセンパラが姿を消したのは2006年春とされている(大阪工大都市デザイン工学科 綾教授)。その理由として、外来種(ブラックバス、ブルーギル)などによる食害、人による密漁等が野生絶滅の原因ではないかと考えられている。また、野生絶滅というのは、淀川水系の遺伝子を持ったイタセンパラがまだ保護池に生存しており絶滅したわけではないとの検証がされている。

また、「淀川水系イタセンパラ研究所」によると淀川水系におけるイタセンパラの減少要因は、1970年代以降の約30年間にわたる河川改修によって多くのワンド・タマリと本流の流れや水位変化が失われたことだと指摘されている。

                     大阪府民環境会議  清水俊雄

4/14 「淀川をのぼるアユの見学会」

2017年03月28日

2017 ECOもんツアー① 開催
「淀川をのぼるアユの見学会」

アユは、大阪湾の入り口、淀川の河口付近で誕生し、
4,5月ごろに上流を目指します。
東淀川区の淀川大堰には、魚道があり、観察できます。

◇案内人 柳沼宣裕さん(淀川のアユの遡上見守り人)
◇4月14日(金) 少雨決行
◇9時 地下鉄御堂筋線 西中島南方駅②出口(南改札)集合
 12時ごろまで
◇定員 20名
◇参加費 500円(保険・資料代)
◇持ち物 飲料 帽子 歩きやすい靴等
◆問合せ・申込み 特定非営利活動法人 大阪府民環境会議
   FAX 06-6195-9856
   Email office@npo-open.org

1/14(土) OPENcafé 「未来への自然と農保全の仕組みづくり」

2017年01月10日

OPENcafé 1月14日(土)14:30~17:30
                                        大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前第2ビル6階)

       「里山農空間保全・仕組みづくりミーティング(シンポ)」

20170114農空間ミーティングチラシ表

2017.1.14チラシ裏(申込み)

 

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